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大阪商工会議所のプロジェクト提案と実証事業など(2025年)

"大阪商工会議所は20日、2025年大阪・関西万博の開催計画について意見を発表し、取り組むべき四つのプロジェクトを提案した。日本政府館として、先端医療を紹介する場の開設を重視。中小企業が参画する機会として、万博で実現したい事業のコンテストの開催も掲げた。"

https://www.nnn.co.jp/dainichi/news/190621/20190621027.html

大阪府は2019年6月14日(金)、2025年大阪・関西万博を見据え、実証事業の支援メニューを拡充しました。自動運転や空飛ぶクルマなど先端技術を活用したビジネスを2025年までの社会実装をめざし、国内外の事業者による研究開発を支援する取り組みです。
https://flyteam.jp/news/article/111615

2025大阪万博の位置づけは未来社会の実証フィールドのようです。

内閣府の特区制度で各種規制緩和を図っていくものと思いますが
技術的な許認可の緩和だけでなく

税や金融や統治といった
「社会システム」そのものの実証という切り口も
未来社会のデザインには重要でないでしょうか?

何に対して
誰に対しての
『未来社会』のデザインなのか
問い直すことが求められているのかもしれません。


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