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開設にあたって

2025年5月3日、大阪関西万博が開催されます。
「いのち輝く未来社会のデザイン」と題されたこの万博は、2020年の東京オリンピックと並び、ひとつの時代のおわりとはじまりを象徴しているように思えます。
「いのち」「未来」「社会」「デザイン」。これらは多面的な読解が可能なキーワードです。
様々な人がそれぞれの想いや希望などを持ち、この万博を迎えることになるでしょう。
このブログでは、それらの多面性を保持しつつ、思想的・社会的状況をアーカイブしておくことを目的としています。
2025年5月3日まで、状況を蓄積し、役目を終えることになるでしょう。
あと約6年間の長い道のりになりますが、ご愛顧のほど宜しくお願い申し上げます。

共同編集長
高木舞人
山下寿也

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空飛ぶ車

"車のような身近さで空中を移動する小型飛行機「空飛ぶクルマ」を、2025年大阪・関西万博で導入する動きが進んでいる。官民一体で実証事業を支援する取り組みが活発化。企業側の協業の機運も高まっている。関係者らは、大阪発の「交通の未来像」の提示に意欲を示している。" https://www.nnn.co.jp/dainichi/news/190710/20190710026.html アクセスが問題となっている夢洲への一助となるか 単なるパフォーマンスで終わるか 個人的には自動運転のBRTが一番実現可能で、有効な交通手段ではないかと思っています。

大阪商工会議所のプロジェクト提案と実証事業など(2025年)

" 大阪商工会議所は20日、2025年大阪・関西万博の開催計画について意見を発表し、取り組むべき四つのプロジェクトを提案した。日本政府館として、先端医療を紹介する場の開設を重視。中小企業が参画する機会として、万博で実現したい事業のコンテストの開催も掲げた。 " https://www.nnn.co.jp/dainichi/news/190621/20190621027.html ” 大阪府は2019年6月14日(金)、2025年大阪・関西万博を見据え、実証事業の支援メニューを拡充しました。自動運転や空飛ぶクルマなど先端技術を活用したビジネスを2025年までの社会実装をめざし、国内外の事業者による研究開発を支援する取り組みです。 ” https://flyteam.jp/news/article/111615 2025大阪万博の位置づけは未来社会の実証フィールドのようです。 内閣府の特区制度で各種規制緩和を図っていくものと思いますが 技術的な許認可の緩和だけでなく 税や金融や統治といった 「社会システム」そのものの実証という切り口も 未来社会のデザインには重要でないでしょうか? 何に対して 誰に対しての 『未来社会』のデザインなのか 問い直すことが求められているのかもしれません。

建築と万博 ― 第一回ロンドン万博(1851年)の水晶宮

”当時の最新技術である 鉄とガラス を駆使し、工場で製造された部品を現地で組み立てる プレハブ工法 を用いた長さ約563m、幅約124mの建物で、たったの10カ月という短期間で完成させた。  ” https://www.ndl.go.jp/exposition/s1/1851-1.html 国立国会図書館HPより 18世紀後半には世界で初めての鉄橋が建設されているとは言え このスケールの建築物を10ヶ月という短期間で完成させたインパクトは 想像に難くない。 世界初の鉄骨造の高層ビルである Rookery Buildingの竣工1886に先駆けること約30年 鉄・ガラス・コンクリート 近代建築の幕開けと言えるのではないでしょうか? 2025年はその先の次代の幕開けを感じさせる会場となるのか 既に使い古された感すらするアルゴミックデザイン(ボロノイ分割)の次のコンセプトに 期待したいです。