スキップしてメイン コンテンツに移動

「空飛ぶクルマ」後押し 実証事業支援を強化

https://www.nnn.co.jp/dainichi/news/190617/20190617029.html

大阪府と大阪市、大阪商工会議所は16日までに、大阪での先端技術の実証事業支援を強化すると発表した。民間企業と連携し、実証の場を拡充するとともに、保険などのサービスを支援メニューに追加。特に、人を乗せて空を移動する「空飛ぶクルマ」の実現に向けて環境整備を推進する。
 3者は2018年5月に「実証事業検討チーム」を発足しており、18年度は9件の実証実験を支援した。今回、「未来社会の実験場」をコンセプトにした25年大阪・関西万博を見据え、メニューを拡充。「実証事業推進チーム大阪」と改称して臨むことにした。

実証事業都市という意味では深センが一つの目安となる。
後背地としての広東の製造地帯。豊富な若い活力、国がバックアップするベンチャーキャピタル、隣には香港という巨大な金融都市。
深センはその成長初期から外堀が固められていた。
大阪にないものは?金融だろうか。
実証事業特区であるまえに、金融特区を整備し様々な投資資金を集積することだろう。

コメント

このブログの人気の投稿

建築と万博 ― 第一回ロンドン万博(1851年)の水晶宮

”当時の最新技術である 鉄とガラス を駆使し、工場で製造された部品を現地で組み立てる プレハブ工法 を用いた長さ約563m、幅約124mの建物で、たったの10カ月という短期間で完成させた。  ” https://www.ndl.go.jp/exposition/s1/1851-1.html 国立国会図書館HPより 18世紀後半には世界で初めての鉄橋が建設されているとは言え このスケールの建築物を10ヶ月という短期間で完成させたインパクトは 想像に難くない。 世界初の鉄骨造の高層ビルである Rookery Buildingの竣工1886に先駆けること約30年 鉄・ガラス・コンクリート 近代建築の幕開けと言えるのではないでしょうか? 2025年はその先の次代の幕開けを感じさせる会場となるのか 既に使い古された感すらするアルゴミックデザイン(ボロノイ分割)の次のコンセプトに 期待したいです。

空飛ぶ車

"車のような身近さで空中を移動する小型飛行機「空飛ぶクルマ」を、2025年大阪・関西万博で導入する動きが進んでいる。官民一体で実証事業を支援する取り組みが活発化。企業側の協業の機運も高まっている。関係者らは、大阪発の「交通の未来像」の提示に意欲を示している。" https://www.nnn.co.jp/dainichi/news/190710/20190710026.html アクセスが問題となっている夢洲への一助となるか 単なるパフォーマンスで終わるか 個人的には自動運転のBRTが一番実現可能で、有効な交通手段ではないかと思っています。

万博と建築 大阪万博(1970年)と建築構造設計の大家 川口衛氏(追悼)

"川口 衞氏(かわぐち・まもる=法政大名誉教授)5月29日、病気のため死去、86歳。連絡先は社長を務めた川口衞構造設計事務所。告別式は近親者で行った。 専門は建築構造学。1964年の東京五輪で使われた国立代々木競技場第一体育館(故丹下健三氏が意匠設計)など国内外の五輪施設の構造設計を手掛けた。2015年日本建築学会大賞。" https://www.nikkei.com/article/DGXMZO45725610V00C19A6CZ8000/ 川口衛氏と万博と言えば1970年の大阪万博の「お祭り広場大屋根」のスペースフレームや「富士グループパビリオン」の空気膜構造が有名です。 建築構造そのものが未来を感じさせるデザインでした。 2025年の万博では佐藤淳氏等のチャレンジングな構造設計が見られるでしょうか? 前回の記事に書いた「鉄」「コンクリート」「ガラス」という材料と構造は 密接に関わっています。 材料と構造で新しい未来を描くのか 情報空間(仮想空間)の中に会場そのものが溶け込んでゆくのか どのような展開になるのか注視シたいと思います。