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6月, 2019の投稿を表示しています

大阪商工会議所のプロジェクト提案と実証事業など(2025年)

" 大阪商工会議所は20日、2025年大阪・関西万博の開催計画について意見を発表し、取り組むべき四つのプロジェクトを提案した。日本政府館として、先端医療を紹介する場の開設を重視。中小企業が参画する機会として、万博で実現したい事業のコンテストの開催も掲げた。 " https://www.nnn.co.jp/dainichi/news/190621/20190621027.html ” 大阪府は2019年6月14日(金)、2025年大阪・関西万博を見据え、実証事業の支援メニューを拡充しました。自動運転や空飛ぶクルマなど先端技術を活用したビジネスを2025年までの社会実装をめざし、国内外の事業者による研究開発を支援する取り組みです。 ” https://flyteam.jp/news/article/111615 2025大阪万博の位置づけは未来社会の実証フィールドのようです。 内閣府の特区制度で各種規制緩和を図っていくものと思いますが 技術的な許認可の緩和だけでなく 税や金融や統治といった 「社会システム」そのものの実証という切り口も 未来社会のデザインには重要でないでしょうか? 何に対して 誰に対しての 『未来社会』のデザインなのか 問い直すことが求められているのかもしれません。

高速道・地下鉄・ビル一体開発(古今東西万博考)

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO46197540X10C19A6AA1P00/ 万博は、高速と地下鉄とビルの一体開発という当時前例のない計画を動かした。中央線は2025年大阪・関西万博の会場となる夢洲への交通の要として期待されている。船場の開発史を研究している大阪府立大の橋爪紳也教授は「結果的に将来を見据えた事業となった。今後はさらなる混雑が予想され、地下空間を再編する必要があるだろう」と話す。 https://article-image-ix.nikkei.com/https%3A%2F%2Fimgix-proxy.n8s.jp%2FDSXMZO4619752017062019AA1P01-PN1-4.jpg?auto=format%2Ccompress&ch=Width%2CDPR&fit=max&ixlib=java-1.1.1&s=1ee5ece213f773d2439bf170c74f4620

万博と建築 大阪万博(1970年)と建築構造設計の大家 川口衛氏(追悼)

"川口 衞氏(かわぐち・まもる=法政大名誉教授)5月29日、病気のため死去、86歳。連絡先は社長を務めた川口衞構造設計事務所。告別式は近親者で行った。 専門は建築構造学。1964年の東京五輪で使われた国立代々木競技場第一体育館(故丹下健三氏が意匠設計)など国内外の五輪施設の構造設計を手掛けた。2015年日本建築学会大賞。" https://www.nikkei.com/article/DGXMZO45725610V00C19A6CZ8000/ 川口衛氏と万博と言えば1970年の大阪万博の「お祭り広場大屋根」のスペースフレームや「富士グループパビリオン」の空気膜構造が有名です。 建築構造そのものが未来を感じさせるデザインでした。 2025年の万博では佐藤淳氏等のチャレンジングな構造設計が見られるでしょうか? 前回の記事に書いた「鉄」「コンクリート」「ガラス」という材料と構造は 密接に関わっています。 材料と構造で新しい未来を描くのか 情報空間(仮想空間)の中に会場そのものが溶け込んでゆくのか どのような展開になるのか注視シたいと思います。

建築と万博 ― 第一回ロンドン万博(1851年)の水晶宮

”当時の最新技術である 鉄とガラス を駆使し、工場で製造された部品を現地で組み立てる プレハブ工法 を用いた長さ約563m、幅約124mの建物で、たったの10カ月という短期間で完成させた。  ” https://www.ndl.go.jp/exposition/s1/1851-1.html 国立国会図書館HPより 18世紀後半には世界で初めての鉄橋が建設されているとは言え このスケールの建築物を10ヶ月という短期間で完成させたインパクトは 想像に難くない。 世界初の鉄骨造の高層ビルである Rookery Buildingの竣工1886に先駆けること約30年 鉄・ガラス・コンクリート 近代建築の幕開けと言えるのではないでしょうか? 2025年はその先の次代の幕開けを感じさせる会場となるのか 既に使い古された感すらするアルゴミックデザイン(ボロノイ分割)の次のコンセプトに 期待したいです。

大阪ニシとヒガシも脚光 竹中工務店・難波正人副社長

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO46200970X10C19A6M12900/ https://article-image-ix.nikkei.com/https%3A%2F%2Fimgix-proxy.n8s.jp%2FDSXZZO4621489017062019000000-PN1-1.jpg?auto=format%2Ccompress&ch=Width%2CDPR&fit=max&ixlib=java-1.1.1&s=200f2763576c4ea6d35792e2af397faa 「ニシだけでなく、ヒガシ、特に大阪城周辺も大きく変わるだろう。JRと京阪が通る京橋駅周辺は南にオフィス街、東に商業ゾーンがあり、東京でいえば新宿のような街だ。すでにNTT西日本の支店などが入る拠点ビルが集約されており、昼間人口が増えている。ヒガシも面白い」 近代日本は南北という軸で語られてきたが、古代よりは東西で語られてきたというアイデアは、中沢新一の大阪アースダイバーに詳しく語られている。 https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/51fvYrryL3L.jpg https://www.amazon.co.jp/%E5%A4%A7%E9%98%AA%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%80%E3%82%A4%E3%83%90%E3%83%BC-%E4%B8%AD%E6%B2%A2-%E6%96%B0%E4%B8%80/dp/4062178125/ref=tmm_pap_swatch_0?_encoding=UTF8&qid=&sr=

訪日客増、G20から万博へ 成長期す関西経済の今

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO46200200X10C19A6M12700/ https://article-image-ix.nikkei.com/https%3A%2F%2Fimgix-proxy.n8s.jp%2FDSXMZO4620034017062019M12701-PN1-3.jpg?auto=format%2Ccompress&ch=Width%2CDPR&fit=max&ixlib=java-1.1.1&s=1b6d6c7c18e07169c2af3455345a3f2a 関西のインバウンド(訪日外国人)ビジネスや街並みが大きく変わろうとしている。「コト消費」などの新しいサービスが相次ぎ登場し、カジノを含む統合型リゾート(IR)の誘致計画や大型の再開発が進む。28~29日には大阪市で20カ国・地域首脳会議(G20サミット)が開かれるほか、2025年の国際博覧会(大阪・関西万博)も控える。関西の注目度はさらに高まりそうだ。 大阪という地理が持つアジール性が、観光客をひきつけているのか。 観光客の、思想的考察は東浩紀による「観光客の哲学」が焦眉。 https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/51lRuo7L6RL.jpg https://www.amazon.co.jp/dp/B078DXR5Y2/ref=dp-kindle-redirect?_encoding=UTF8&btkr=1 アジールについては松岡正剛の記事が大変よい https://1000ya.isis.ne.jp/1559.html

万博とコンピューター ロンドン万国博覧会 (1862年)

Wikipediaによるロンドン万国博覧会 (1862年)の説明はこちら https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AD%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%B3%E4%B8%87%E5%9B%BD%E5%8D%9A%E8%A6%A7%E4%BC%9A_(1851%E5%B9%B4) 初回の1851年開催から11年度、2度目の万博がロンドンにて開催された。 チャールズ・バベッジによる「解析機関」は「蒸気機関の最初の計算機」として出品された。( http://japanese.beijingreview.com.cn/wh/txt/2010-04/20/content_264901.htm ) https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/a/ac/AnalyticalMachine_Babbage_London.jpg/880px-AnalyticalMachine_Babbage_London.jpg 解析機関の詳細はこちら https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A7%A3%E6%9E%90%E6%A9%9F%E9%96%A2

万博とコンピューター パリ万国博覧会(1855年)

スウェーデンのショイツ(Scheutz)親子が1843年に完成させた。彼らは1853年と59年に改良型を作り、1853年のものは1855年の第1回パリ万博で金メダルを取っている。 https://www.ndl.go.jp/exposition/s2/12.html https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/e/e3/Difference_engine_Scheutz.jpg/500px-Difference_engine_Scheutz.jpg

万博とコンピューター ロンドン万国博覧会 (1851年)

Wikipediaによるロンドン万国博覧会 (1851年)の説明はこちら https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AD%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%B3%E4%B8%87%E5%9B%BD%E5%8D%9A%E8%A6%A7%E4%BC%9A_(1851%E5%B9%B4) コルマー(C. X. T. de Colmar)が1818年に発明しアリスモメーター(世界で初めて量産された歯車式計算機)が、出品された。 https://www.ndl.go.jp/exposition/images/R/652r.jpg https://www.ndl.go.jp/exposition/s2/12.html

「空飛ぶクルマ」後押し 実証事業支援を強化

https://www.nnn.co.jp/dainichi/news/190617/20190617029.html 大阪府と大阪市、大阪商工会議所は16日までに、大阪での先端技術の実証事業支援を強化すると発表した。民間企業と連携し、実証の場を拡充するとともに、保険などのサービスを支援メニューに追加。特に、人を乗せて空を移動する「空飛ぶクルマ」の実現に向けて環境整備を推進する。  3者は2018年5月に「実証事業検討チーム」を発足しており、18年度は9件の実証実験を支援した。今回、「未来社会の実験場」をコンセプトにした25年大阪・関西万博を見据え、メニューを拡充。「実証事業推進チーム大阪」と改称して臨むことにした。 実証事業都市という意味では深センが一つの目安となる。 後背地としての広東の製造地帯。豊富な若い活力、国がバックアップするベンチャーキャピタル、隣には香港という巨大な金融都市。 深センはその成長初期から外堀が固められていた。 大阪にないものは?金融だろうか。 実証事業特区であるまえに、金融特区を整備し様々な投資資金を集積することだろう。

貧困、差別…子ども目線で 大阪でSDGs未来会議

https://www.nnn.co.jp/dainichi/news/190614/20190614027.html SDGsは、2025年大阪・関西万博のテーマでもあり、幅広い世代への認知度を高めるために企画された。   持続可能な開発目標 (じぞくかのうなかいはつもくひょう、 英語 :  Sustainable Development Goals 、 SDGs (エスディージーズ))とは、 持続可能な開発 のための17のグローバル目標と169のターゲット(達成基準)からなる [1] 、国連の開発目標である。(Wikipediaより) 万博は「国家の見本市」という意味合いが強い。 国家とは統治機構であり、安定した社会統治のための持続性である。 私達が国家に差し出すものと国家が私達に提供するものとのバランスがどちらかに傾いたときに、社会統治は崩壊する。 統治機構はそのバランスを追求するために存続する。 しかし、外交や地球問題など、国家の外部とのバランスが強く重視されるに至り、トランプなどの自国主義的反動が起こっている。 万博は何を見ているのか。日本国民なのか、それとも世界なのか。無論両方であろうが、そのバランス感覚にも注目したい。

日本生命が大阪・淀屋橋の自社ビル建て替え、万博需要にらみ

https://zuuonline.com/archives/199349 ”日本生命は2019年3月、築50年と老朽化が進む大阪市の日本生命淀屋橋ビルを建て替え、高さ約123メートルの超高層ビルとする計画を発表しました。2022年の竣工を予定しているこのビルは、淀屋橋エリアでは最も高いビルとなる見込みです。背景には、2025年の開催が決定した大阪万博に伴うオフィス需要の増加があるようです。” WeWorkなどのシェアオフィスやテレワークが普及する中、未だにオフィス床の需要が大阪だけでなく、東京など大都市でずっと伸び続けていると思います。 2025大阪・関西万博に示されるライフスタイルとしての「働き方」はどのようなものなのか、しっかり考える必要がありそうです。

大阪 G20特集の新聞 配布

https://www.jcp.or.jp/akahata/aik19/2019-06-14/2019061415_02_1.jpg https://www.jcp.or.jp/akahata/aik19/2019-06-14/2019061415_02_1.html 安倍首相はG20大阪サミットを参院選直前の一大イベントとして政治利用をもくろみ、大阪維新の会の府市政はカジノを中核とする統合型リゾート(IR)や2025年大阪万博などと連動させ“維新府市政で成長する大阪”を印象付けたい思惑が宣伝物にも表れています。選挙をにらんだ自民党の宣伝と受け止める保護者も。 うちの息子も持って帰ってきました。 そういう裏があったんですね。

大阪万博控え、三井住友銀が横断チーム、顧客と橋渡し

https://www.sankei.com/west/news/190614/wst1906140005-n1.html 情報提供のためのセミナー開催や、関西に集積するベンチャー企業の新技術を紹介していく意向を示した。 今後関西のベンチャーの技術が万博とどのように絡んでくるのか注視したい。

近鉄、蓄電池車両の導入も検討 万博会場行き直通列車で

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190613-00000086-asahi-soci 近鉄の主要路線と大阪メトロでは車両への電気の取り入れ方が違う。このため近鉄は、両方に対応できる車両を開発中だ。だが、技術的な課題も残っていることから、JRなどの非電化区間で実用例がある、蓄電池車両の導入も検討することにした。 インフラが喫緊の課題とは聞く。

大阪を世界へPR 海外メディアツアーに「大阪産の食」と「ロボティクス家具」

https://www.mbs.jp/news/kansainews/20190613/GE000000000000028187.shtml 次に訪れたのは、大阪市内の家具メーカー「I&C」です。カメラの先にあるのは、小さな子どもからお年寄り、車いすの人などが使いやすいように高さをスイッチ1つで調節出来る洗面台です。先進技術を活用した機能性とデザイン性を両立させた「ロボティクス家具」をアピールしました。 たしかに、大阪は一時期「ロボット産業」に力を入れていた気がする。なぜか減速気味に見える。

大阪本町で「新・大阪長屋展」 長屋の型を現代版にアレンジ

https://semba.keizai.biz/headline/1186/ 東京オリンピックや2025年の大阪万博、その先の未来へ向け、大阪の中心であるこの会場から豊かな『住』の提案をしていきたい 良くも悪くも、大阪の表現者は大阪万博に 言及せざるを得ないのだろうか。 このブログも含めて、オブセッションとしての「大阪万博」も面白いテーマかもしれない。

「2025年万博では5Gの次を示したい」総務副大臣に聞く、これからの“データ”の在り方

https://www.sbbit.jp/article/cont1/36402 2025年の万博のころにはもう、先駆的技術として5Gを示すというよりは、その次の技術をプレゼンする時代になっているでしょう。そういう意味では、ここ5年程度で早急に5Gを全国展開し、一般ユーザーによる利活用を進めることを考えていきたいと思います。「5Gを楽しむ社会」はそう遠くない未来に迫っているのです。  5Gの到来によって、クライアント(スマホ等センサー)とサーバー(人工知能とビッグデータ)が擬似的に直結する。 見方によっては、相当な監視社会が到来するとも考えうる。 記事内では「情報銀行」にも言及している、また過度な政府介入のない自由経済も標榜している。米中両大国を筆頭に各国は「大きな政府」「大きな財源」「大きな借金」に突入している。日本も同様である。

大阪万博会場に絶滅危惧種コアジサシ飛来 夢洲の生態系調査へ

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190611-00000022-mai-env.view-000 https://mainichi.jp/articles/20190611/dde/041/040/050000c 調査を基に、万博会場の建設が生態系に影響しないよう提言をまとめる方針だ。 コアジサシの「いのち」はどう輝くのでしょうか。いのち、とは何なのでしょうか?

開設にあたって

2025年5月3日、大阪関西万博が開催されます。 「いのち輝く未来社会のデザイン」と題されたこの万博は、2020年の東京オリンピックと並び、ひとつの時代のおわりとはじまりを象徴しているように思えます。 「いのち」「未来」「社会」「デザイン」。これらは多面的な読解が可能なキーワードです。 様々な人がそれぞれの想いや希望などを持ち、この万博を迎えることになるでしょう。 このブログでは、それらの多面性を保持しつつ、思想的・社会的状況をアーカイブしておくことを目的としています。 2025年5月3日まで、状況を蓄積し、役目を終えることになるでしょう。 あと約6年間の長い道のりになりますが、ご愛顧のほど宜しくお願い申し上げます。 共同編集長 高木舞人 山下寿也